皆様、こんにちは。れ組農園の赤桐です。

 コロナのせいなのか、つくばから出ないからなのか、最近すっかり、外で飲むことがなくなりました。論評するのもなんなのですが、つくばのお店では、料理がおいしいのに、酒の種類が少ないということがありがちです。「焼酎が黒霧島と一刻者だけ?」とか、「ワインがボトル1000円?」とか。うちが筑波大学のすぐ横で学生相手のビジネスだからというのが理由の半分だとは思っております。私の知らない事情もあるのでしょう。しかし、先日、久しぶりに外で飲みまして、そこでふと気付きました。例えば、私の友人 a la bouteille のオーナーの阿井さんとか、毎月、何回も試飲会に参加して、新世界のワイン研究したり、すごい勉強してますよね。選んだワインの説明も全部頭に入ってるし。何百本の中からお店で出す一本探してくるわけで、そりゃ外れも少ないに決まってますわな。メニューそのものが努力の結晶なんですね。ということで、私ももっともっとメロンや農業について研究しないとだめだと思ったのであります。他人の店、論評してる場合じゃないのです。

 さて、最近、前置きが長めですが、苗を植えてから、ハウスを建てる無茶に取り組んでいたれ組農園、ハウスの建築風景を紹介します。2回目ですね。(ハウスは8月に建てています。)

 最初は水糸使って水平と直線を出します。でも、これ、風が吹くと曲がるんですよね。ということで今回は、ラインマーカー買ってきて、線をひきました(写真左)。ちなみに、誤差、結構厳しくて、2cm くらいじゃないと後の工程がどんどんおかしくなっていきます。40mm の幅に 直径 22mm のパイプを真っ直ぐ並ぶように打ち込むという、「え?それ手でやんの?」という工程を行います。

 私はきちっとしてないと嫌なんですが、妻の桃子は「建ってりゃ大丈夫だよ」という感じなので、いつも「細かい!」「うるさい!」と思っていることでしょう。いやー、だって後から直すのたいへんだし、そもそも直んないし、結局最初からきっちりやったほうがはやいじゃん・・・、直すの私だし・・・と思っているのですが。

 その後、ドリルで穴と開けて、支柱を挿していきます。今回は硬くて、ドリルで下穴開けてるのに、全然支柱が刺さらなかったです。もう少し径が太いの買うか・・・。1本1万円。また出費が!

天頂をつなぐと、なんとなくハウスっぽくなってきましたね。この辺までが平和ですねー、ここから先は歪みやズレとの戦いです。

 ところで、ビニールハウスの建て方は農業大学校で教えてもらいました。1回教われば、なんとか出来るようにはなります。もう何回もやってるんでだんだん慣れてきましたが、きれいに作るのはなかなか大変です。それでも、こうしてみると私も農業のスキル結構身につけてきたなあと思うわけです。プロから見たら出来栄えは悪いんでしょうが、ま、建ってりゃメロンはできますから!(ん?)

 農業って本当にいろいろなことを自分で出来ないといけないですよね。

 ということで、その3に続きます。