皆様、こんにちは。れ組農園の赤桐です。
いやー、夏ですね。暑いですね。そしてブログをアップする暇もないほど忙しいです。しかも今月は私、IT のお仕事でも北から南まで飛び回りまして、尚更時間がない。時間がない時に限って、手が回らなくなるのが出荷関係のものなんですね〜。
「ももこ〜、スイカ、2個買った人いるぞ、2個箱ないけどどうする?」
「あかにい!(←私のこと)、在庫の段ボールじゃ今年のスイカ入らない!」
って感じなわけです。メロンだとホームセンターでなんとか調達できるのですが、スイカを2個入れて平気なダンボールだと?そりゃホームセンターにはないな。今年のうちのスイカはでかいんじゃ!という感じなのであります。
ということで本日は段ボールのお話です。
まず、れ組農園の段ボールは競馬で有名な美浦にある五十嵐ダンボールさんの製作です。ちなみに五十嵐ダンボールさんのサービス名は「段ボール屋」、ドメインは「danbo-ru.com」。シンプルですね。
上記の通り、収穫初期に新たな段ボールが必要になると、電話をするのです。
私:「明日までにスイカいれても大丈夫な段ボールが欲しいのですが。」
段ボール屋 さん:「スイカですか?スイカの事例はありますが、明日ですか?明日は無理です。3日後ではいかがですか?」
私:「取りに伺えば1日短縮できませんか?」
段ボール屋 さん:「それなら2日後の夕方にできると思います」
私:「ネットに書いてある当日出荷のでしたら今日の夕方取りに行けたりしますか?」
段ボール屋 さん:「・・・」
すみません、いつも無理言って m(_ _)m。ええ、上記の時は当日出してもらったと思います。はい、だいたいは3日後に出してもらっています。冬の間に作っておかなくてすみません。
段ボール選ぶ時は、用途に合わせて、硬さを選んだり、底面が正方形だと実は段ボールが組めないので、多少長さを変えたり、意外と考えることが多いのです。例えば、スイカ用は今あるものより、もっと硬くてもいいかなと思いますし、逆にメロン用はもっと柔らかくてよさそう。そう言うことを相談しながら、小ロットで作ってもらい、作ごとにトライアンドエラー状態ですね。五十嵐ダンボール さん、プロなので当たり前なのかもしれませんが、段ボールに詳しく、的確にアドバイスをして下さるので非常に助かっています。電話口でミリ単位の設計まで話してくれますから、話が早くて助かります。
あとはウェブサイトがよくできているので、必ずしも電話する必要もなく、相談事項がないときはウェブから注文して完了。れ組農園は、種も農機具もネットを多用して取引してますので、ウェブがしっかりしているのも大変助かっています。
しかし、正直、段ボールの設計で悩む日がくるとは思いませんでした。
さて、ここからはれ組農園の段ボールのお話。現在6種類あります。まずはメロン用。
メロン用の4種類です。左から順に、
- メロン1個用 80サイズ → 3辺合計63cm
- メロン1個用 60サイズ → 3辺合計60cm
- メロン2個用 100サイズ → 3辺合計83cm
- メロン2個用 80サイズ → 3辺合計80cm
本当は 1個用は 60サイズ、2個用は80サイズを使いたいわけなのですが、微妙に3cm 合わないんですよね〜。この3cm のために送料が200円あがってしまうんですよね〜。83サイズで契約してくれないかな・・・。なお、3枚目の背景がスイカなのは今写真を撮ったからです。メロンがなかった・・・。
次がスイカ編。
左が80サイズ。右が100サイズです。今年のれ組農園のスイカは、左では入らないのです(購入はこちらから)。小さいのは地元の直売所に出しています。段ボールの色ですが、今後は白に統一されていく予定です。茶箱の方が安いんですけどね。ちなみに、ガムテープも白と茶になるわけです。テープも段ボールに印刷をすると透明がいいですよね。
そんなわけで全部で6種類あるのです。これからスイートコーンの抑制栽培がありますが・・・。な、7種類目???うへー。
現場では、これが仮に100枚ずつ在庫しても、6種類で600枚あるのです。納屋も調整所もないれ組農園では、こいつらはシーズン中、ずっと私の書斎に積まれております(T.T)。 今年はリビングが写真の通り調整所になっております。義母が近くに引っ越してきたのを幸いに、寝る時間以外は家族はそっちにいますね。農家になるってわかってたら、最初からそれに合わせて家の設計しときゃよかったわ。
さて、実は、これらの段ボールはすべて暫定であります。次の形態はどうなるかと言うと、こちら。
こちら寺坂農園 さんのメロン用の段ボールです。ちなみに、寺坂農園さんのネットショップは、れ組農園の親会社、株式会社れ組がシステムを開発しております。もちろん、れ組農園のネットショップも同じ仕組みです。ちなみにどちらも代表は私ですので、私は二足の草鞋を履いております。
さて、話を戻して、こちらの段ボール、私が何回も解体して研究したせいで、だいぶ傷んできましたが、この蓋をのせるタイプでないと正直すごくたいへんなのです。
「あ、れ組シール貼ってない!」
「え、もうガムテープ貼っちゃった!」
みたいなことが起こるわけです。そもそも、ガムテープで蓋をするという作業の工数が大きいんですよね。数が増えてくると蓋して、PPバンドで縛るフローにしないと収穫から出荷までの時間を短縮できません。それとPPバンドで縛る方式でないと、のし対応ができないのです。ということで、先人たちから学ぶことは多いわけです。(寺坂さんと飲んだときに、解体して研究していた話をしたら、めっちゃ喜んでおりました。)
でも、これ、6種類も「型」作れないな。コストが・・・。五十嵐ダンボール さん、こういうときどうすりゃいいですかね?
そして、さらにその先には、贈答用の化粧箱とかも必要になると思っています。こちら↓は福岡の楽農ファームたけしたさんの商品ですが、こういう箱のメロン用ですね。たけしたさんも実はれ組のお客様です。化粧箱はもっとたいへんですよね。デザイナーも必要になってきます。
今年の反省を生かして、秋にはこういうことまでしっかり考えて商品開発するぞー!
五十嵐ダンボール さん、引き続き、よろしくお願いいたします。
(ついでに、メロンとスイカのどでかいパネルも作ろうかな〜。詳しくはこちら。)